取材日:2022年8月23日(火)

お盆を過ぎ夏の暑さも少し和らいだ8月後半に、胡瓜浅漬けの野菜原材料産地である福島県玉川村の胡瓜畑に出向き、今年の胡瓜についてお話を伺いました。

福島県玉川村:(左)上野いせ子さん (右)上野和雄さん

広報室:現在栽培されている胡瓜について教えてください。
上野さん:私たちの畑では露地栽培で「光のしずく」という品種を栽培しています。鮮やかでひかり輝くような緑色のまっすぐに育つ胡瓜です。

広報室:今年はいつ頃から収穫が始まりましたか?
上野さん:6月25日あたりから本格的に収穫を始めました。現在の収穫は、夏の後半時期に入りました。

広報室:胡瓜栽培で大切なことは何ですか?
上野さん:やはり土だと思います。私たちの畑では、秋に刈り取った稲を細かく刻み、翌年の春植え付けが終わった後にそれらの藁を土壌の上に敷いています。そして、胡瓜の収穫が終わったらそのまま土の中に漉き込み、それらは土壌の栄養分になっていき、また同じように来年も繰り返し循環させているのです。

広報室:真夏の胡瓜は水管理が大切と聞きました。
上野さん:そうなんです。やはり水の管理次第で胡瓜の美味しさは変わってくると思いますね。雨天の際にどれくらいの降雨量があるかどうかを見極めながら水管理をしています。さらに、肥料についても同様です。私たちの畑では毎年土壌分析をしたうえで必要となる有機質の肥料をまいています。肥料は少なすぎても多すぎてもダメで、適切な量を適切なタイミングで与えるのが美味しい胡瓜になる秘訣です。

上野さん:胡瓜は春から夏の栽培期間だけでなく、良質な土づくりのための準備など実は一年仕事となります。皆さんに福島県玉川村の美味しい胡瓜をたくさん食べていただけるよう、これからも頑張ってまいります。
広報室:本日はありがとうございました。

 

「胡瓜」を使用している商品
はんぶんこきゅうりぬかきゅうり2本