取材日:2019年6月6日(木)
6月初め、福島県須賀川市にある上野さんの胡瓜畑に伺いました。
広報室:上野さんが栽培されている胡瓜について教えてください。
上野さん:この胡瓜は4月下旬に定植しました。例年よりも早めの定植を行ったので、最初は保温のためにビニールをかけるなどの対策をしました。胡瓜はだいたい60日くらいで実がなるのですが、胡瓜の状態を見極めどれだけ手をかけるかが品質にダイレクトに響きます。良質な胡瓜を育てられるようになるには長年の経験と技術が必要となる野菜だと思います。
広報室:どのような点が大変でしょうか?
上野さん:今ですと、今日もとても暑いですが、胡瓜にとって「乾燥」が最大の敵となるので、その対策に工夫が必要となります。
広報室:乾燥対策を教えてください。
上野さん:「乾燥」しているかどうかがわかるのは、葉の状態で見極めます。葉が常にピンと張った状態であることが理想なので、水不足にならないように、かん水チューブで水やりを行います。「葉やけ」と言って、気温が上がって葉がもどらない状態になるのが一番怖いです。
上野さん:それと、地面にわらが敷いてあるでしょう。これも保水のために敷いています。このわらは雑草対策にもなっていて、追肥もこのわらの上に撒けば雨によって溶けて土に浸透します。
広報室:胡瓜はとても繊細な野菜であり、大切に育てられていることがわかりました。
上野さん:このみずみずしい胡瓜をこの夏も多くの方に食べていただきたいです。