取材日:2020年1月11日(土)

産地 ふるさと 便り 白菜 古河
茨城県古河市 :古谷一男さん

 

2020年年明けの1月、茨城県古河市にある古谷さんの白菜畑に伺いました。ビニールハウス内で育てられた春に収穫予定の白菜苗を畑に定植されていました。

産地 ふるさと 便り 白菜 茨城 古河

広報室:この白菜苗はいつ頃種まきをされたのでしょうか。

古谷さん:2019年12月初旬です。今日でだいたい30日程度生育した苗です。外葉が6~7枚くらいあるでしょう。ここまで育ってから畑に定植します。

産地 ふるさと 便り 白菜 茨城 古河

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広報室:ビニールハウスの中はとても暖かいのですが、温度管理はやはり白菜の質に関わってくるのでしょうか?

古谷さん:はい、大きく関わってきます。現在、春に収穫する白菜を育てていますが、冬場は外気温は相当下がるため、低温環境下では花芽分化そしてとう立ちが始まり、やがて花が咲いてしまい、葉の数が増えにくくなり結球しない原因となります。春白菜は温度管理が大変重要で、ここでどれだけ手をかけたかが良い白菜になるかどうかを決めるといっても過言ではないです。

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広報室:私たちが春にも美味しい白菜を食べることができる理由を知りました。この白菜苗をこれから畑に定植されるのでしょうか。

古谷さん:これから畑に定植していきます。

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広報室:畑でもしっかりとビニールをかぶせているのですね。やはり温度管理が重要なのですね。

産地 ふるさと 便り 白菜 茨城 古河

古谷さん:冬場はとにかく温度管理がとても重要であり、畑においても同じですね。ですが、低温環境下での生育によるメリットもあるのです。

広報室:それは何ですか?

古谷さん:気温が低いことで病害虫がほとんど発生しないことから、農薬を少なくすることができるのです。秋冬収穫の白菜は苗の生育には十分な温度が保てますが、病害虫が多く発生するため、特別な栽培方法を採用しています。

産地 ふるさと 便り 白菜 茨城 古河

広報室:水やりはどのくらいの頻度で行うのですか?

古谷さん:水やりは、定植の際に1度だけ行うだけです。このビニールが保水の役割を担ってくれています。

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広報室:本日定植された白菜はいつごろアキモに出荷いただける予定でしょうか?

古谷さん:おそらく順調に生育してくれれば4月中旬にはアキモに出荷できるでしょうね。今後も美味しくて良質な白菜を育ててまいります。美味しい白菜でつくったアキモの「白菜漬」を多くの消費者の皆様に食べていただければ嬉しいです。